「クリエイティブ力」と「マーケティング力」を武器に!
これからは「クリエイティブ力」×「マーケティング力」を身につけた人が、制作現場では重宝される人材となる事は間違いありません。
AIが得意なこと苦手なことを理解し、これから様々な業界・産業・アプリケーションにAIが導入されるでしょう。
まずは、これから取り入れられるであろうAIのアイテムを使ってみることから始めてみてください。
WEBマーケティングAIの未来「基本編」
マーケティングAIとは何ですか?
MA(マーケティングオートメーション)とは、顧客開拓におけるマーケティング活動を可視化・自動化するツール。 見込み顧客のデータを一元管理し、業務の効率性を高めています。
そんなMAの領域にAIの力が加わると、「見込み顧客のデータの分析」、「分析結果をもとにした集客施策提案」が可能になります。
マーケティングにAIを活用するメリットは?
マーケティングにAIを活用する代表的なメリットが、同業務に欠かせない分析・予測といった業務を大幅に効率化できることです。
AIは大量の情報を識別する識別系という機能や、情報をもとに思考を行い予測・判断を行う予測系という機能が備わっており、人に代わって処理や作業を行うことが可能です。
AIに仕事を奪われるのではないか?
AIが人間を上回っている部分が多くあるのは事実なので、今後はWebデザイナーやWebマーケター自身が変化に対応する必要があります。
自身の専門性を高めるために、AIや機械学習に関する知識やスキルを習得し、AIが自動化できない創造性や戦略的思考など、人間の持つ強みを生かす考え方が重要です
何をしたらよいのか?
Webマーケターとして知識とスキルを磨いてみましょうデジタルマーケティングの世界は日々進化しており、新しいツールや戦略が次々と登場しています。
そのため、最新のトレンドやスキルを学び続けることで、他のWebマーケターと差をつけることができます。
また、データ解析やSEO、SNSマーケティングなど、幅広い分野の知識を持つことで、より効果的なキャンペーンを展開することが可能になります。
■一連のマーケティング業務を経験する
Webマーケターとして知識とスキルを磨いてみましょう
広告のプランニング、ターゲットの設定、キャンペーンの実施、結果の分析など、マーケティングの業務は多岐にわたります。
一連の流れを理解し、全体を見ることのできるWebマーケターの市場価値は高いです。
また、決まった1つの業務ではなく、幅広く異なる業務を経験することで、自分の得意分野や興味を持つ分野を見つけることができ、
キャリアの方向性を明確にする手助けにもなります。
■Webマーケターをマネジメント、ディレクションする立場になる
Webマーケターとしての経験を積むことで、次第にチームのマネジメントやディレクションの役割を担うことが求められることがあります。
この立場になると、単に業務をこなすだけでなく、チームの方向性を決めたり、メンバーの育成を行ったりする責任が増えてきます。
リーダーシップを発揮し、チーム全体のモチベーションを高めることが求められるため、コミュニケーション能力や人間関係のスキルが不可欠です。
また、ビジョンを明確に伝え、チームを一つの方向に導く力も必要とされます。
マネジメントやディレクションの役割を果たすことで、Webマーケターとしてのキャリアをさらに高めることができます。
人工知能(AI)には大きく分けて3種類ある
ルールベース型AI
人間が「こう来たらこう返す」というルール(人間の経験によって得られた知見をもとにつくられたルール)を決めて、それを一つずつコンピューターに教えこんで処理させていくタイプのAI。
例えば、多数の種類の動物の画像の中から猫の画像を判別させたい場合、「耳がここについていて、目はここで、口がここについていたら、猫と判断せよ」などと機械に細かくルールを教え込んで判断させる。着目すべき特徴と、それを判断する際のルールを教え込むということ。
機械学習型AI
答えを出すために着目する特徴だけ人間が指定して、その特徴を判断に使う際のルールは機械自身が見つけてくれるタイプのAI。
例えば、「耳と目とひげという特徴に着目せよ」ということだけ機械に指示して多数の写真(ただしそれぞれが猫か否かのタグ付けはされている)を渡せば、その特徴をどのようなルールで使って判断していくかはAIが自動的に学習してくれる。
ディープラーニング型AI
答えを出すために着目する特徴すら機械が抽出してくれるタイプのAI。
例えば、多数の写真(ただしそれぞれが猫か否かのタグ付けはされている)を機械に渡しさえすれば、どの特徴に着目すべきかということから、その特徴
をどのようなルールで判断すればいいかということまで判定してくれる。


AIの未来「技術編」について
業界の動き
国内では、電通が2020年に「データドリブン・クリエーティブ・センター」を発足させました。
そんな電通を筆頭に、広告クリエイティブ制作でのAIの活用が進んでいます。AIコピーライターやバナー自動生成ツール、クリエイター向けのAIツールなど複数の製品が発表され、すでに実用の段階に入っています。
・電通による広告クリエイティブ制作ツール(コピーやバナーの自動生成など)
バナー広告の自動生成「ADVANCED CREATIVE MAKER(アドバンストクリエーティブメーカー)」
「ADVANCED CREATIVE MAKER(ACM)」は、バナー広告の配信候補を大量に自動生成するクリエイティブ制作支援ツールです。1枚のバナー
広告を1秒以内で生成でき、1,000枚以上のバナー広告の候補を生成して、そのなかから特に優れた10~20案を利用することが想定されています。
・サイバーエージェントの広告効果予測AI「極予測AI」
サイバーエージェント社が提供する極予測AI(キワミヨソクエーアイ)は、広告配信効果を事前に予測する効果予測AIです。
AIを用いて広告クリエイティブを制作し、制作費は広告効果が出たときのみの成功報酬とされています。
配信中の既存クリエイティブで最も効果が出ているものと、新規クリエイティブの効果予測値を競わせ、効果予測値が既存1位を上回ったもののみが広告主に納品されます。
極予測AIでは動画・静止画ともに制作できます。
2022年9月に追加された機能により、動画と静止画を横断した1つの予測モデルが適用されるようになりました。
それにより、動画・静止画を問わず、効果予測値が既存1位のクリエイティブを上回る新規クリエイティブが提案できるようになっています。
・感性価値分析・訴求力向上を実現する「感性AI」
感性AI株式会社は、感性を定量化する技術「感性評価AI」により、AIでイメージを分析するツール「感性AIアナリティクス」、AIでアイディアを創造する
ツール「感性AIブレスト」の、2つのマーケティングソリューションを提供しています。
感性評価AI
感性評価AIは、電気通信大学における長年の研究に裏付けされた技術です。画像やモノの印象を、人間が五感で感じたことを伝える際に使われるテ
キストやオノマトペ(擬音語・擬態語・擬声語など)を手がかりに定量的に表現します。
感性AIアナリティクス
消費者データを学習したAIが、ネーミングの語感やキャッチコピーの印象、パッケージデザインの色彩印象を分析・可視化します。マーケティングリサーチなどのアンケート調査を行わなくても、ネーミングテストやキャッチコピーテスト、パッケージデザインのテストが実施できます。
感性AIブレスト
消費者データを学習したAIが、ネーミングやキャッチコピー、パッケージデザインのアイディアを大量に提案します。ターゲットの性別と年代、パーソナリティを入力すれば、最適なアイディアの提案が可能です。
・AIが画像・動画の編集加工・素材生成を行う「cre8tiveAI(クリエイティブAI)」
株式会社ラディウス・ファイブが提供するcre8tiveAI(クリエイティブAI)はAIによる画像・動画の編集加工、および素材生成を行うツールです。以下のようなサービスが提供されています。
1.Photo Refiner(高画質化AI)
写真やイラストなどの画像を高画質化する
2.Face Refiner(顔高画質化AI)
ポートレートなどの顔に特化して品質改善をする
3.彩ちゃん(顔イラストメーカーAI)
100万種類以上のオリジナルの顔イラストを超高速で制作する
4.彩ちゃん+(全身イラスト制作)
全身イラストを制作する
5.Enpainter(絵画アーティスト化AI)
自分の写真を、ゴッホやピカソ、雪舟、モリゾ、キルヒナーなど世界的なアーティスト風の絵画画像に変換する
6.Moving Photo Maker(写真動画化AI)
1枚の写真やイラストから、14種類の動画を生成する
AdobeのAIについて
Adobeのアプリケーションも様々なシーンでAIを取り入れています。
AIの未来「業務編」について
Webマーケティングの今後のトレンド
Webマーケティングにおいてはこれからも、インバウンド型のアプローチがより進化していくでしょう。
それとともに人工知能(AI)の発展がマーケティングにも影響を与えることが予測されます。
膨大なデータを集計し、解析改善することができるAIは、以下のような事例において今後もますます活用され
ていくこととなるでしょう。
・DM
AIが顧客にあった商材を選び、パーソナライズされたDMを送ります。
・広告
AIによる広告運用ツールは、運用レポートを解析することにより、広告の最適な運用方法をアドバイスします。
・SEO
AIによるSEOツールは、Webサイトを常時監視することにより、検索順位が低下した際には即座にSEO対策を施します。
・アクセス解析
AIによるアクセス解析ツールは、Googleアナリティクスの運用を自動的に行い、サイトの改善点を指摘します。
・Web接客
AIによるWeb接客ツールは、オンラインショップでユーザーの質問に答えながら、ユーザーに最適な商材を選びます。
・マーケティングオートメーション
AIによるマーケティングオートメーションは、見込み顧客の見込み度合いを的確に測定し、さらにそれを高める施策を提案することができます。
マーケティング活動に大きなメリットをもたらすAIですが、日本において活用しているマーケティング担当者はまだ少ないと言えます。そこで、ぜひ試していただきたいのが、AIを搭載したMA(マーケティングオートメーション)ツールです。
マーケティング業務を自動化することで、業務効率化や生産性の向上を図るMAツール。
リード(新規見込み顧客)の獲得や育成など、営業部門が主
体となって推進するマーケティング施策を自動化・効率化することで生産性が向上し、本来の戦略立案や施策実行などの業務に注力できるようにもなります。
従来のMAツールでは、自動化と言ってもマーケティング行動を起こす条件と具体的な内容は手作業で設定していく必要がありました。あくまで施策を考えるのは人間であり、それを自動化して実行するのはMAツール、と分業されていました。
一方、AIを搭載したMAツールは、人間には不可能なレベルの細やかなデータ分析から施策の提案まで実施します。それらの結果を元に、最終判断は人間が行えるものもあり、安心です。このように、AIを搭載したMAツールを導入することで、さらなる業務の精度向上と業務の効率化が進められるようになっています。
AIを搭載したMAツールに、下記のようなものなどがあります。
・アドビ社のMarketo Engage(マルケト エンゲージ)
・SATORI社のSATORI(サトリ)
・データX社のb→dash(ビーダッシュ)
・セールスフォース社のSalesforce Pardot(セールスフォース・パードット)
・株式会社ブレインパッドのProbance(プロバンス)
・Markefan社のMarkefan(マーケファン)
HTML+CSSコーディング業務はAIに代用される
コーディングにおけるAI活用
HTML+CSSコーディング業務はAIに代用される
人工知能が騒がれるようになってから、AIによる自動コーディングサービスというものも登場しています。
まだまだ品質はビジネスとして使えるレベルではありませんが、自動コーディングサービスはこれから、どんどん性能を上げて、デザインを投げれば高品
質なコーディングをすぐに行ってくれるようになります。
将来的に時間のかかる仕事をAIに任せれば良い
Webデザイン・コーディング業務というのはとても時間のかかる作業です。
AIがこれらの作業をしてくれるので、Webデザイナーは空いた時間で他のスキルを身につけさらにレベルアップを目指せる時代が来るのです。
「設計力」は人間の力が必要!
現段階で、AIが実用に足る品質のものを制作できるようになってきました。また、広告効果の予測についても、複数の高精度のAIツールが登場しています。
ただし、AIは人間の力なくクリエイティブを一から制作できるわけではありません。
たとえばバナーの価値は、ターゲットとなるユーザーにクリックしてもらうことです。
ユーザーの特徴を把握し、商品内容が的確に伝わるための表現を考える「設計」部分は、これからも人間が行わざるを得ないでしょう。
クリエイターやマーケターが広告の全体を設計し、その設計に基づいてAIがパーツを制作する、というように、役割が変化していくと考えられます。
この「設計力」をどう身につけられるかが、これからのクリエイターやマーケターにとって、重要な課題となるのではないでしょうか。
